五月人形の修理について
30年程前に祖父母から買ってもらった五月人形を、昨年生まれた息子に引き継がせたいと思っています。兜の鍬型がサビていたり、部品が壊れたり、ケースが少々傷んだりでいます。修理をするのにどれくらいかかりますか?
この様な問い合わせは毎年たくさんありますが、10年から12年位前の人形ならば、修理や部品交換等が可能なものが多いですが、それより前ですと素材・製法が大きく異なっている場合がありますので、きれいに直すことは難しく少々手直しする程度の修理になります。
本来、五月人形というものは生まれた赤ちゃんの「お守り」なんです。この人形や鎧兜も「お父さんの厄や災い」をたくさん肩代わりしてくれています。ですから少々くたびれてよごれてしまっているのかもしれません。
神社で買うお守りを親子や兄弟で共有しないように、五月人形は生まれたその子のお守りであり、一生の宝物であると共に無病息災を願う祖父母やご両親との絆の表れなのです。
つまりこの人形は「お父さんのお守り」なので出来ることならば形や大きさは変わっても良いですから、その子専用の人形を用意してあげてください。 このような五月人形の代がわりを「新の鎧」といいます。