共同通信社・2009年9月7日掲載

 長寿や厄よけを願う菊の節句(9月9日)にひな人形を飾る風習を復活させようと、愛知県高浜市の吉浜人形本店にひな飾りが展示され、来店客の話題を呼んでいる。

少子化でひな人形の販売が伸び悩む中、団塊世代をターゲットに、売り上げの増加につなげる狙いもあるようだ。

 菊の節句には古くから、菊の花の香りを付けた綿で肌をふいて、健康を祈願する風習があった。ひな人形を飾ってお祝いすることもあり「後のひな」とも呼ばれる。新暦になって、菊が開花する時期とずれたため廃れたとされる。

 店内は、7段飾りなど約50点が、黄や赤の菊の花とともに飾られ、あでやかな雰囲気。神谷毅(かみや・つよし)社長は「戦後の生活が苦しい時にひな人形を買ってもらえなかった団塊世代に今、ご自身のために購入していただきたい」と話している。