市松人形(お出迎え人形)の起源と歴史
初節句のお祝いに、また、父方のご両親から「お出迎え人形」として贈られる市松人形。多彩な衣装、お顔は見る方の心を和ませてくれます。
市松人形の始まりは江戸時代中期に佐野川市松という上方の歌舞伎人気役者似せて作られたお人形が始まりと言われています。他にも、そのとき佐野川市松が着た紺と白の石畳模様の衣裳(市松模様)を着せた人形をそう呼ぶようになったとも言われています。
日本の庶民の心を伝えてきた市松人形とは、やまと人形の別称で関西では「市松」(いちま)と称し、北陸方面では「三吉」といい、そのほか「じんじょこ」「ねんね」「でく」など地方によりいろいろな名称があります。市松人形には男女があり、男の子は羽織等の正装、女の子はおかっぱ頭で振り袖人形としては日本人形の代表的な人形です。
市松人形の風習
市松人形は三月節句では雛段等の左右に男女一対で飾られ、また出産祝いの贈り物としても多く利用されています。
また、最近ではお雛様がお母様の実家から送られるのに対し、市松人形はお雛様を迎えるための「お出迎え人形」としてお父様の実家から送るのが風習となっています。